バリカーの制作から施工まで
バリカーの制作から施工まで
バリカーとは自動車やリフトの侵入や衝突防止、歩行者の通路確保など、安全確保の為に使用される設備です。
コンビニの駐車場の前によく設置されていますね。
①お打合せ
まずはお打合せをさせて頂き、お見積りをする際に必要なポイントをヒアリングさせて頂きます。
【パイプの外径】【全長】【全高】【横張の位置】【固定方法】【塗装】【設置位置】等
安全確保の為に設置されますので、パイプ外径も42.7Φ以上の頑丈なものが多いです。
②製作 カット~溶接
1本ずつ鋸盤を使いカットしていきます。
パイプ類は油でコートされた状態で入荷されてきますので、シンナーで脱脂処理をします。
R部分にはエルボという部品を使います。
↓エルボを組み合わせることで建物の角に設置するバリカーも製作できます。
横張も指定の位置に溶接し、施工方法に応じてプレートも溶接します。
余分な溶接ビートだけを削り取るように職人による手の感覚で仕上げます。
②塗装
弊社の場合、バリカーは黄色の塗装で納品させて頂くケースがほとんどです。
※もちろん色は選べます。
黄色の場合は下地を入れる為、2度塗りとなります。
↓錆止め塗装での下地処理
↓下地処理後、黄色で塗装
③施工
弊社の場合はアンカーがスクリュータイプのものと、打ち込み式の2パターンあります。
今回は衝突時の安全を確保する目的でのバリカー設置でしたので、より強固な打ち込み式を選択しました。
スクリュータイプ、打ち込み式、それぞれ一長一短ありますので、
目的や製作物の大きさによって変更します。
施工するフロアの状況に応じて、
締めこみ具合、スペーサーを入れて微調整を行い、傾きと水平確認を行います。
アンカーの種類については、今後ブログを書く予定ですのでお待ちください!